株式会社 清水哲建築設計事務所        一級建築士事務所 福岡県知事登録第1-61344号

 

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アーティストアーティスト

Not_Architect


少しだけ怖い話し

 
世界遺産を別にして建築物とは一体誰のものでしょうか?
 
今言える、一つの答えは『依頼して下さる顧客』のもの、要は出資者のものかと思います。
 
世の中に『タケノコ』のように現れては社会にパラサイトする建築家と呼ばれる(大御所を除いては殆どが自称で・)種族の大多数は、自身が設計した、デザインした建物を『作品』と呼び顧客の元を勝手に離れ『神格化』させようとしてしまいます。そう言う現象に、私はいつの頃から"違和感"を感じるようになりました。
 
『あの~?そもそも貴方(建築家自身)の建物なんでしょうか?(笑)』
 
本来、芸術家ならば『自費製作』で創ったものを初めて『作品』と呼べるのではないでしょうか?もちろん『パトロン』がいて自由な芸術(設計)活動を行える場合はアーティスト(建築家)になりえるかもしれないですが・・
 
そんなレアな例を除けば、世の中の殆ど大多数の建築家は『生業としての建築設計行為』以上にはなりえなく、社会では自称建築家の自己満足な作品?なんて求められていなく、むしろ一つの害にもなる訳です。そう素直に認識する事から私は始めたいし、そう心得え常に活動すべき、かと。
 
芸術にはなりえないリアルな建築に、何故だか高尚な世の中の0.1割程度の(建築を学んだ者、もしくは興味が有る者)『建築論、建築史、デザイン論・・・』だけを拠り所に作ってしまうとオカシナ事になりますし社会にとっていい迷惑にもなっちゃいます。
 
本当、世の中広いです^^アニメ、音楽、娯楽、活字、文学、政治、経済、経営、予算、歴史、カルチャー、地域、国、何よりもリアルな生活、予算、市場、現実、法律ルール・・・そう言った世の中の様々なリアルな要素達に建築論だけで建築を作ると陳腐なものになる、そう思います。時に主婦最強説も十分に一理あると言う事かと^^
 
私はむしろそう言った建築以外のリアルにしか『答えも可能性もない』と考えていて、それらから逃げずに、その目を持って設計活動を行いたい、と。むしろその目で設計行為を行わなければ色んな可能性にも気付かないだろうし、実に勿体ない、そう思っています。
 
もしも顧客満足度があるとすれば建築論以外の要素=『市場』『予算』『生活(ライフ・活動)』『法律ルール』等のリアルは避けては通れず・・・それらから目を反らさず、諦めず、むしろ様々なリアルな制約の中において建築の可能性を求める建築設計事務所でありたい、私はそう思います。
 

株式会社 清水哲建築設計事務所 代表取締役 清水哲